親鸞聖人の教えや考え方を正しく解釈し、そして伝える事を理念としている親鸞会では講座や法話を毎年設けています。それは会の活動とすれば当然ですが、「どんなふうに参加すればいよいのか」や「親鸞学徒でないと参加できないのか」など疑問を抱く人が少なくないです。
そこでその疑問の解消の手助けをするために今回は親鸞会の講座や法話、そしてその参加方法のノウハウについて触れていきます。
そもそも講座と法話はどう違うの
講座と法話、特定のテーマについて参加者たちに教えていくという意味合いでは両者に違いはないように見えますよね。しかし正しい意味を知っていればもしも参加したい場合、「どちらに行きたいか」という悩みの方針と成り得ます。
それは前者が講師が招かれて講義を始めるセミナーに対し、後者は僧侶や仏教に近しい人を招いて仏教の教えを分かりやすく説いていくスタイルです。実際に法話は別名「説教」と言われており、より仏教に関して専門的な内容になっています。
実は葬式や法事法要の際に僧侶が軽く5分程度お話をしますが、あれも法話だったりするんですよね。
それから瀬戸内寂聴さんや高田好胤さんなど世間に影響を与えている仏教に携わる人たちのお話が収録されたCDを販売していますが、これもまた仏法の教義を説く意味では同じです。
親鸞会だって近年はネットを利用したセミナーや動画を配信しているんですよ。
いずれにしても仏教をより深く知りたいなら法話で、それ以外の親鸞聖人の教えにこだわりたいなら講座といったところでしょう。
どんな内容を教えているんですか
親鸞会で開催される話の内容はそれぞれによって異なるものの、大まかに分けるなら4種類となります。
まず真っ先に挙げられるのは親鸞聖人とその教えです。
仏教に疎い人にはよく勘違いされやすいのですが、法然上人の功績と親鸞聖人の実績が混合されてしまう時があります。これは基本中の基本の間違いであるものの、間違いである以上、正さなくてはなりません。こうした小さな間違いを正しつつ、親鸞聖人の人生を追いかけて彼が手掛けた浄土真宗の考えにも踏み込んでいく内容になっています。
次に挙げられるのが正信偈です。
正信偈とは浄土真宗よりも親鸞聖人の考えをより正確にまとめた文書ですが、その内容はかなり難しく、未だにその解釈は統一されていません。しかし唯一その正しい解釈の参考となっているのは蓮如上人の「御文章」で、これが3つ目の内容となります。
親鸞聖人の考えを知るうえで蓮如上人は欠かせない人物であり、その文書である「御文章」また必須です。そして最後の1つが仏教そのものとなります。
浄土真宗とは異なり、仏教ではもっと大きな意味すなわち運命の考え方について触れているのが特徴的ですね。
参加方法について教えて
親鸞会主催の講座や法話は全国各地の市民会館や公民館など公共施設にて開催されますが、大々的に発表されていません。そのため「ちょっと行ってみたいな」と思っている方には手間をかけさせてしまうものの、何卒親鸞会の公式サイトの申し込みフォームにて入力の手続きをしていただければ助かります。
この申し込みフォームの入力が参加するための第一歩です。
フォームの入力が住んで送信されればその内容を確認するメールが届きます。このメールが届けば、主催者側に申し込みが伝わっている証なのでどうかチェックしてくださいね。その手続きが済んでから3日以内に詳細な日程や案内が記載されたメールが送信されるため、もしも希望に合った会場があればメールもしくは電話で伝えてください。
あとは受付完了のメールが届くのでそこに記されている注意事項などを理解したうえで、当日会場に赴く流れとなっています。会場に到着後、そこにいるスタッフに話をすれば中へ通してくれるはずです。
参加に関する疑問の答えをお教えします
参加方法はつまるところ公式サイトにある申し込みフォーム、もしくは電話の利用しかないわけですが、いざ参加するとなると些細なことが気になるものです。
例えば参加費が挙げられます。
講座に参加するためには必要不可欠な代物であるものの、親鸞会では無料が基本です。ただし例外はあるため、そのあたりに関しては事前に質問して確かめたほうがいいでしょう。
持ち物に関してはこれといった品の指定はありませんが、ある意味勉強をしに行く場所なのでメモ帳やボールペンといった書きとめる代物があれば便利です。また会場によっては暖房が弱かったり、冷房が強かったりなど快適ではない可能性があるため、着脱しやすい衣類で参加したほうが良いかもしれませんね。
何かしらの事情でキャンセルしなくてはならなくなった際は申し込みと同じく、メールや電話で伝えてただければ助かります。なお遅刻などによる途中参加も可能であり、途中で退出する事も許容しているので問題ないですよ。
まとめ
講座と法話は仏教を重点的に行うか否かの違いがあるものの、親鸞会では親鸞聖人の人生やその教えに正信偈、蓮如上人と仏教そのものを大まかなテーマに掲げています。
そんな親鸞会の講座や法話の参加方法は公式サイトに設けられている申し込みフォームをクリックし、表示される画面に従って入力していくのが第一歩です。あとはメールもしくは電話のやり取りをしていくだけとなっています。
参加費は基本必要なく、キャンセルも可能ですが念のため質問してチェックしてくださいね。